先日、墨と硯を買いました。
「書」をやっていると言いながら、ちゃんと道具を揃えたのは初めてです。(おはずかしい)
墨は奈良の『古梅園』のもの。硯は書道専門店『紙匠・雅(みやび)』さんにアドバイスしていただいて選んだ、使いやすそうな硯です。
墨は黒の中でも、茶系、青系、紫系など繊細な色の違いがありまして、今回は青い墨「青墨」を購入しました。
通常の黒い墨は「なたね油」を燃やした煤(すす)から作りますが、青墨は「松の木片」を燃やして煤を採ります。ということをやっと覚えた今日この頃。。。
この日は硯で擦った墨に水を加え濃度を何種類も変えたものを用意し、それぞれどんな色で出るか試しました。
墨の擦り方によって、墨の粒子の荒さ、細かさが変わりますし、粒子の大きさの違う墨を混ぜて書くと墨の広がり方がそれぞれ違ったり、無限の表現が出来るんですね。
薄墨、奥深し。。。
そして青墨、美しい〜〜。
硯で墨を擦る「静」の時間と、何種類もつくった薄墨との「動」の時間(まだおっかなびっくりですが)がとても心地よく、終わってみると集中力でかなり疲れが。
この夏は、この無限にある表現にチャレンジです。