茨城県稲敷市にある株式会社れんこん三兄弟さんの撮影に行ってきました。
季節ごとの蓮根畑や作業風景を撮るこのプロジェクトも今回で3回目です。

冬の空気感を撮影するために、日の出前から準備しました。日の出前後の特別な時間はほんの一瞬。時間との勝負です。この日はお日様が味方してくれて、とても美しい写真といい表情が撮れました。

続いて、作業場に戻り出荷作業の撮影に。スタッフの皆さん、カメラマンの野町さんとあれこれアイデアを出し合い、コミュニケーションをとりながら撮影は進みます。
撮影の回数を重ねるごとに、それぞれが意見を出し合い、関係性も有機的になっていくのを感じます。
何度も通うとお互いを考えながら関係性を深められ、より良い撮影になるのが一番の喜びです。

蓮根の洗浄には井戸水を使っているので、湯気が上がっています。泥が蓮根に入っていないか一本一本穴をのぞいてチェック。驚くほど丁寧な作業の連続ですが、皆さんの手作業は素早い。
最高の鮮度を保ったまま、その日出荷です。（れんこんは鮮度が命だそうです。）

蓮根は初夏から3月まで収穫出来るのですが、季節で味が変わります。
土の中でじっくり収穫の時期を待った冬の蓮根はでんぷんが増え、色も夏に比べるとクリーム色に。縁起物ということで、お正月前（おせち用）の出荷が一番多いそうですが、美味しさは今の時期が一番だそうです。

早朝の撮影では凍っていた（この日は大寒！）蓮田も午後には氷が溶け、収穫作業が始まります。
凍った田んぼにも入れるそうですが、れんこんが傷ついてしまうので収穫はめったにしないそうです。こういうところが商品のキレイさに繋がるんですね。

冬用の作業着はダイビングのドライタイプのウエットスーツと同じ素材で出来ているそうで、水の中はそんなに寒くないのそうですが、それよりも外に出ている手が冷たくなってくるとのこと。
作業は日が暮れと共に終了。れんこん三兄弟の皆さん、撮影の野町さん、長い時間お疲れさまでした！

今回撮影した写真は、今進めているHPのリニューアルや、就職説明会、講演、販促物に使われる予定です。
れんこん三兄弟の皆さんの魅力を様々な角度からお伝え出来る写真になっていると思いますので、どうぞお楽しみに！

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